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2008/06/30

PARAMITA museum

三重県菰野町に、池田満寿夫「般若心経シリーズ」が常設展示の「PARAMITA museum」 があります。
イオンの名誉会長岡田卓也氏のお姉さまの小嶋千鶴子様が、池田満寿夫の「般若心経」に心を打たれ、私財を投じた美術館であり、2005年岡田文化財団に寄贈されました。

この春、東京オペラシティアートギャラリーの「池田満寿夫 知られざる全貌展」で「般若心経シリーズ」をはじめて見てから、機会があればもう一度と思っていたので大変充実した時間を過ごすことがきました。なかでも、般若心経の書と仏画陶板に描かれた顔が印象的でした。

ぱらみた45

PARAMITA museum の展示です。(これは池田満寿夫ではありません。)日本では珍しく、写真を撮ってはいけない場所以外は撮影可能な美術館であり、美術館の敷地内の写真という条件で「パラミタミュージアム写真コンテスト」、またコンサート等も企画されており、リピーターも多いのではと思います。
このような、企業による文化事業が広がることは大変ありがたい事です。


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2008/06/26

コンピュータと 美しさ

建築のメールマガジンを見ていたら、驚くべき記事がありました。24時間で、建物のデザイン、構造、エネルギー解析をするというのです。

それは、「BIMストーム」で、仮想都市をつくる「セカンドライフ」のプロフェッショナル版ということです。その出来映えを競う競技会が、開かれており、次回には日本のチームも参加の準備中のようです。
以下の記事によります。  日経BPnet 記事      イエイリ建設ITラボ

読んで、そのすごさに感嘆しています。考えが及ばなかったことが、コンピュータで可能になり、可能性が際限なく広がっています。

シマウマ 013
 
多摩動物園のシマウマです。縞の美しさに見とれました。
首からたてがみにかけて、縞の流れがそのまま続いています。たてがみも、美しいプロポーションになるよう切りそろえられたようにさえ見えます。

今後、コンピュータでは、感覚的なもの、例えば美しさ等はどのように扱われるのか興味深いです。

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2008/06/25

サザンに捧げた日

TOKYO-FMで、活動休止を発表したサザンオールスターズの30周年を記念したプログラムがあり、今日は一日、聞くことに費やすことにしました。サザンは、デビューのときから聞いており“聞き流す”ことができません。ボリュームを上げ、サザンの世界に浸ることにしました。

ラベンダー001

ラベンダーをたくさんいただきました。本物は紫に奥行きがあり、見事です。
ガラスの花瓶のキラキラ感と、ラベンダーの美しさを写真に撮りたいと思いましたが・・・。太陽にも見放され、美しさをお伝えできないことが残念です。写真を趣味とされておられる、ご主人がこれをご覧になったら、あの美しいラベンダーが・・・と、がっくりしそうな写真になってしまいました。
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2008/06/25

思い入れの行方

「選ばれないアイディアは、ないのと同じ」朝日新聞の書評の書き出しです。本の内容は、どうすれば選ばれるのか、その方法論のようです。
それとは少し違った意味かも知れませんが「選ばれないアイディア」について、本当にそうなのかなと、頭の隅に置き、時々引っ張り出して思いを巡らせています。

時折、設計コンペに参加しています。
与えられたテーマに対して、日ごろ漠然と考えている事(アイディア)を突き詰め、かたちにする場としています。

mitui001.jpg

選ばれなかったアイディアの一つです。
マンションの室内の設計コンペ案です。どんなマンションにも通用するような、普遍的な案ではありません。1階であること、室の三方がベランダで囲まれていること、その条件なしでは成り立たない提案です。
住むであろう人が、どのような仕事をして、家に帰り、どのような会話をするのか・・・想像しながら作業を進めました。

提案する案、一つ一つに思い入れがあります。
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2008/06/23

新しい携帯電話

早稲田大学芸術学校の建築の見学会は雨天でしたが、無事終了しました。
雨に煙る所沢聖地霊園では、トップライトの中の照明がキラキラとひかり印象的でした。

携帯002

これまで使っていた携帯電話を水の中に沈めてしまい、新しく買い求めました。
ドコモの携帯電話で、movaからFomaに変わりました。
デザインは、予算のなかで最も気に入ったものですが、事務所の中では、以前に比べると繋がりにくくなりました。話が途切れることもあります。話しながら繋がる場所を探し、外に出ることもあります。
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2008/06/20

快適な環境を維持するために

中古マンションを探しておられる方の内見に同行させていただきました。
そこで、マンションの管理が話題になりました。

マンションの管理については、適切な管理をしてくれるならば、ある程度の支出は必要だと考える人と、できるだけ支出を抑えたいと考える人が存在します。
築後まもなくであれば、住民の希望が一致することが多いのですが、築後10年、20年と時間が経るに従い、住民も入れ替わり、意見がまとまりにくくなります。
どのような管理の方針のマンションなのかは、管理費と修繕積立金からおおよそ推測することができます。

管理費が一般的に少ない場合、共用部の清掃等が求められる場合があります。応じられるかどうかの検討も、快適に住まうためには必要になります。

黒須団地 001

築後10年、20年を経たマンションは、環境も整備され快適ですが、その維持の方法「管理」が大切になります。
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2008/06/19

光の質

これまで家庭で使われてきた白熱電球の、国内での製造・販売が中止される方向です。
政府の方針で、地球温暖化対策の一環です。
ガス削減効果は、全世帯が白熱電球を電球型蛍光灯に替えた場合、家庭からの排出量の1.3%にあたる200万tと計算されているようです。

白熱電球を使った照明器具を勧めた施主様に、良く電球が切れると指摘され、白熱電球の寿命の短さを実感した経験があります。
「蛍光灯は、点滅の多い場所に向かない」と言われていた点についても、改良されているようです。光の色の種類も増えています。

レコードがCD、DVDへと変わったように、時代の要求なのかも知れないと思いますが、白熱電球が無くなることは残念です。光の質の選択肢が一つ減ることになります。

掬水亭 照明3

所沢市にある、池原先生が設計された掬水亭の最上階の「天外天」の天井の照明です。設計に基づき製作された照明器具です。

「天外天」は、中華レストランです。フカヒレの・・・は、もちろん美味しいようですが、焼きそばも絶品です。今は、堤防の工事で多摩湖の水は抜かれていますが、多摩湖を囲む狭山丘陵が一望でき、天気の状況では富士山も望むことができます。(桜の季節は、ことのほか美しく思います。)
ぜひ機会をつくり、お出かけください。

建築 | Comments(0) | Trackback(0)
2008/06/18

大地を踏み鳴らす 音

赤坂ACTシアターでのアイリッシュダンス「リバーダンス」公演は、記憶にとどめておきたい公演のひとつです。タップダンス、フラメンコ等の要素も入っていたようですが、基本は、上体を動かさない、ステップのみのダンスです。

「大地を踏み鳴らす」という感じです。イングランドの「支配下」で生まれたことに思いを馳せながら、時折、目を閉じステップの音に浸りました。

好きな和太鼓に通じるものがあるような気がしました。

夏祭り06年-青psd

「音」について
数年前、住まいのある団地の夏祭りの抽選会のポスターを作成する機会をいただきました。
夏祭りの楽しさ、なかでも“太鼓の繰り返すリズム・・・はじける音・・・”を感じることができるようなポスターにしたいと作成したことを思い出します。
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2008/06/17

印象的なこと

晴海の国際展示場へ行く用事があり、、そばにある「パナソニックセンター東京 リスーピア」へも立ち寄りました。理科・数学の魅力と触れ合う体験ミュージアムです。目的を持って入ったわけではありませんが、大変印象に残りました。

まず、一番印象的だったのが、空中に浮かぶ立方体です。立方体に、手をかざすとすり抜けられますが、はっきりと空中に浮いているように見えます。いろいろな方向からから見てみましたが、不思議です。本当に不思議です。そして、美しいのです。

もうひとつは、地球の赤道に紐をまわすと考え、それに1mの長さの紐を加えたならば、地球の表面より、その紐は何cmの位置に浮くことになるのかと言う問題です。答えは、おおよそ16cmなのですが、なかなか、実感として納得いきませんでした。事務所へ戻り計算しました。

次のような、計算になります。
球の周は、2πr (π:円周率 ここでは3.14とする。定数)(r:球の半径)
 球の周に、1.0mを足すと、2πr+1.0 ・・・① (これは、元の半径rがxだけ大きくなった球の周。つまり、半径が r+x の球の周になります。)
 半径が r+x の球の球周は、次の式になります。 2π(r+x) ・・・②
したがって、①=②が成り立ちます。そして、方程式を解きます。
 2πr+1.0=2π(r+x)
 2πr+1.0=2πr+2πx
     1.0=2πx
       x=1.0/2π  (ここで、π に3.14を代入します。)
すると   x=0.1592・・・となります。  つまり、おおよそ16cmです。

したがって、球の周が1.0m増えると、どんな大きさの球でも、元の球より、半径が16cm大きくなることになります。

計算上は、納得しましたが、TVで、地震による地形の変動の大きさを見るたび、不思議な気分になります。

国際展示場1

国際展示場です。巨大なロボットの一部のような気がしてきます。けっこう、威圧的です。
つれづれに  | Comments(0) | Trackback(0)
2008/06/16

自然

6月14日の朝の平成20年岩手・宮城内陸地震(推定マグニチュード7.2)は、大きな被害をもたらしました。
被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。

この地震によって大きな地形の変動が生じました。地面が陥没したようにも見えるその変わり様には、地球内部のエネルギーの大きさを感じました。

道端 001

自宅から事務所へ向かう途中、おおよそ450mくらい、コンクリートの擁壁が続く道があります。単調で、退屈な、早く通り過ぎたい道でしたが、擁壁と歩道の隅に小さな花が咲いていました。
歩く楽しさを覚えました。
つれづれに  | Comments(0) | Trackback(0)
2008/06/13

小さな花壇

大きな通りに面した接骨院の玄関先、2階へ上がる階段の脇、外壁に歩道の舗装がぶつかる部分に、三角形の土の部分がありました。
ベゴニアが植えられたプランターが、土の部分に載らないように置かれています。
小さな面積ですが、花壇でしょう。
ささやかな、アスファルトの隙間に雑草が生えたような、そんな花壇になりそうです。

花壇9

どんな“芽”が出てくるのか楽しみです。
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2008/06/13

街の中の優しさ

交差点の一角にあるベンチです。
写真を撮る少し前まで、一、二年生でしょうか、小学生が二人座っていました。信号が変わると、一人を追いかけるように、もう一人も走って行ってしまいました。

ベンチは、風雨に晒され傷んでいますが、時折、座っている人を見かけます。
荷物を抱えた人、高校生のカップル、そして、犬の散歩の途中で雑談している人たち・・・。

ベンチ11

このベンチは、街から住宅街に変わるような交差点にあります。
街の中の交差点にも、おしゃれなベンチがありますが、そこに座っている人を見かけたことがありません。
座っているには、忙しすぎるのかもしれないと思っています。「座る」には、ちょっとだけゆっくりした時間が必要なのかもしれません。
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2008/06/11

良くなるという実感

西武鉄道池袋線仏子駅から、歩いて5~6分の距離に、元埼玉繊維工業試験場をリノベーションした「入間文化創造アトリエ アミーゴ」があります。
そこでは、参加できる染色・手織りの工房があり、ホールではコンサートが催されます。入間川のそばで、気持ちのよい風が通ります。穏やかな時間を過ごせる場所です。

その隣に、所沢織物商工協同組合の地味な建物があります。
数年前になりますが、そこで、テキスタイル・デザイン講座が、開講されているのを知り参加しました。
夢中になったことは、洋服・和服・インテリア等に使う布地の図案の作成でした。自分で考え、悩んだ末に、いただいたアドバイスによって、作品が確実に良くなるということを実感できました。
「教えていただく」ということが、本当に楽しい事だと思いました。

テキスタイル 004

植物がテーマの作品です。
何に使うための布地かを自分で考え、デザインします。木綿にプリントし、カーテンにしたいと思いました。
ベース:DIC N-804(日本の伝統色 刈安)  花:DIC N-813(日本の伝統色 千歳茶) 
葉:DIC N-953(日本の伝統色 利休鼠)


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2008/06/10

無尽蔵

先日、「東京・ミュージアム ぐるっとパス」を携え、三鷹市の中近東文化センター付属博物館へ行きました。最高裁判所を設計された岡田新一先生が設計された建物であり、機会があればと思っていました。
企画展示では「煌めきのペルシア陶器」展が開催されていました。ペルシアの細密な文様など見ごたえがありました。

しかし、それ以上に、常設展示品が美しいことに驚嘆しました。
おそらく地中に埋まっていたそれらが、割れて全体の中の部分であっても、美しいのです。文明が起こり、以来、さまざまなものが、脈々とデザインされ、これからも、デザインされてゆくであろうことを考え、ふと、棟方志功の「無尽蔵」と書かれた書の迫力を思い出しました。

ルーテル神学大学 078

中近東文化センターの隣に、ルーテル神学大学があります。村野藤吾先生が設計されました。
窓の美しさが、際立っています。
同じく、村野先生が設計された早稲田大学の文学部が、解体されるようです。美しいものが、また一つ無くなります。残す方法は無いものでしょうか。
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2008/06/09

日本建築の迷宮性

「神長官守矢資料館」「秋野不矩美術館」を見てから、心がけて、藤森先生の本を読むようにしています。
今は、「藤森照信の 原・現代住宅再見」を読んでいます。

そのなかで、内田祥哉自邸を、昭和初期に始まる日本の誇る木造モダニズム住宅の掉尾を飾る作品と位置づけています。
その平面計画について内田先生に質問し「立てれば閉鎖的になり、開ければ開放的になる障子やフスマの働きに関心があり、そうやって生ずる平面の迷宮性に日本の住宅のおもしろさを覚え、それを自分でやってみた。」との、言葉を得ました。

「迷宮性」とは、昔の大名屋敷や大きな邸宅等において、各部屋が障子やフスマで仕切られており、閉じているようにもつくられ、どこをどう通ってもかまわないようにもつくられていることであり、その不思議な性格は、障子やフスマがもたらしていると、述べています。

「迷宮」とは、目のさめるような一撃でした。

神長官守矢

神長官守矢資料館です。建築史家藤森先生の第一作です。それ以後も、意欲的な作品をつくり続けておられます。
扱っている素材、その使い方が大変魅力的です。
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2008/06/07

静謐な空間

個人情報保護の下に、多くの損失があるような気がします。

新築マンションを求める場合、設計図等を閲覧できる場合がほとんどです。
中古マンションであっても、買い求める場合、またリフォーム工事の際など、設計図の閲覧、及び長期修繕計画の状況を知ることは重要なことです。

しかし、中古のマンションの場合、それが難しい場合が少なからずあります。
その理由として、図面の所在がわからないという場合のほかに、個人情報だからと説明される場合があります。残念です。

聖地霊園 005

池原義郎先生が設計され、建築学会賞を受けた所沢聖地霊園です。
見学会の企画があり、現状を見てまいりました。

今でも、緑が多く環境の良い霊園ですが、先生は、建物の背後の林が伐採されたこと、建物を理解し管理する人がいないことを、大変残念に思っておられます。長い間先生の下で仕事をさせていただいた私たちは、先生が思い描いた空間は、もっと深い林の中の静謐な「埋葬」の場なのだと感じています。
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2008/06/06

植栽の役割

関東地方も梅雨に入りました。
じめじめと、洗濯物も乾かず、うっとうしい季節ですが、植物にとっては恵みでしょうか、一段と緑が美しいような気がします。

最近、不動産を何件か見る機会がありました。今度結婚されるため、新居として、マンションの購入を検討されておられる方に同行させていただきました。中古のマンションを求め、場合によっては、リフォームを検討したいと考えておられるようです。
購入前に、ご相談いただけることは、設計者にとっては嬉しいことです。
住まう方が求めている空間が、リフォームによって可能かどうか、アドバイスさせていただくことができます。

植栽

マンションの場合、植栽は役割を持ちます。
これは、椿です。道を歩く人と、室内の人の目線を切っています。また、足元が密生していないため、見通しが良く、防犯上も有効です。
一様に電動の鋸で刈り込まれず、鋏で刈り込まれていることから、居住者の、植物を大切にしている気持ちが伝わってきます。
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2008/06/04

素材の成せる技

現場は、給水管、給湯管、排水管の新設・移設、及びガス管工事を終え、間仕切の造作工事に入り、室内の様子がわかるようになりました。図面の段階で考えていた通りの、広さ、空間のボリュームであり、安心して工事を進めることができます。

建物が建っていない敷地、また工事中の様子をご覧になったお施主様に、狭いようだが大丈夫かと質問されることが良くあります。実際、狭く感じます。
しかし、仕上げ材(クロス・塗装・珪藻土など)の工事を終えると、「狭いと思って心配していたけれど大丈夫ね。」と安心していただける事がほとんどです。素材(仕上げ材)の、成せる技なのだと思います。

k6-5084.jpg

ここでは、経年のため給水管内に発生した錆の対策として、管の内部を錆を取り、エポキシでコーティングする「更生工事」が既に終わっていました。
しかし、コンクリートに埋設されている給水管部分は、将来錆が進んだ場合、漏水・コンクリートの爆裂等の問題が発生する可能性があります。その対策としての経路変更、また、間仕切の変更による、キッチンのシンク等設備機器の位置の変更のため新たに配管し直しました。


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2008/06/03

意図を伝える方法

広角の写真を撮るために、コンパクトデジタルカメラを買い求めました。

建築の写真を撮る場合、垂直と平行が表現されない「広角」は、あまり使われません。
しかし、撮り方によっては、「奥行き」を出すことができます。
「人間の目は、その人が意識したように見える」と、本で読んだことがありますが、設計者の、奥行きを感じてもらいたいという意図を、伝える手段となればと思っています。

goro.jpg

一番最初に撮った写真です。広角ではありませんが。
♀の田舎の、大事な家族です。柴犬系の雑種、「ごろ」です。
つれづれに  | Comments(0) | Trackback(0)
2008/06/02

金比羅宮プロジェクト

週末、♂は、金比羅宮プロジェクトで藝術院賞を授与された、早稲田大学の鈴木了二先生のお祝いの会に出席。

金比羅宮

鈴木先生の、金比羅宮プロジェクトです。
訪れる人は、社務所が新しくはなったものの、大きく変わったという印象は持たないでしょう。
しかし、鉄の塊(による建物)が、その地下に埋められました。
象頭山の中腹の、長い歴史を経た、見かけは大きくは変わっていないように思える金比羅宮の下に、鉄(それも分厚く、赤く錆びた鉄)と、地面を切り取ったようなガラスが埋められたことで、重く深い精神が加わったような気がします。(ブラックホールのような・・・)
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