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2010/11/30

足のディテールに惹かれました

ものを増やさない方針だったのですが、少し前に近くのアンティークショップで見て、どうしても欲しくなった小さなテーブルです。
デザインしすぎていない足のディテールに惹かれました。

普段は読みかけの本を置く場所。
時には、事務所に来られた方のカバンを置く場所になります。

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裏には『東京府・・・』という紙が貼られています。
ちなみに、東京府は、1868年~1943年(昭和18年)。
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2010/11/29

人間が居るだけで水蒸気が発生します

今年はさらに断熱を強化したために、事務所は暖かくなりました。一方で換気のシステムが換気扇のみなので、時々換気をしないと・・・と思うことが多くなりました。(昨年も断熱の対策をしていたつもりだったのですが、隙間だらけだったんですね。)

昨年、足元が冷えるので『暖かい!靴下』を見つけました。スキューバダイビングに使うような熱を伝えにくいウレタンです。さぞや暖かい冬になると思いきや、全く期待はずれです。人間の足からは水分が出ているのですね。ウレタンの靴下の中は、蒸れて気持ちが悪いのです。

これは、住宅の環境にもあてはまるような気がします。人間が居るだけで水蒸気が発生します。ウレタンのような高気密高断熱住宅の内部では、それを抜いてやらなければ、快適に暮らせません。そのためには換気の考え方が大切になります。

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村野先生が設計されたルーテル神学大学の窓ガラスです。
モザイク状のガラスを通過した光が美しく、空間を造るためにいろいろ工夫されておられたのだと感銘を受けました。
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2010/11/27

あくまでも動かない空気である

こんな季節に、すだれの影が映りこんだ障子?と思われることでしょう。(30度を超えていた頃の写真です。)

少し前に図書館で、「無暖房・無冷房・・・」それは難しいかもしれないと思いながら「無暖房・無冷房の家に住む」という本を借りました。読んでいない新聞もたまっている状況で、なかなか手にとれずにいたのですが、気になるページを開いたところ、思わず頷いてしまいました。

カーテンについてです。『カーテンに求められるのは、あくまでも動かない空気である。』の一言でした。
事務所に厚いカーテンを取り付けたことで暖房効果は高まりましたが、カーテンの隙間から入るあったかい空気のため、結露が目に見えて増えたのです。カーテンとガラスの間に、空気が補充されないようにしなければならないと考えていました。(今年は対応しましたよ。)

書かれてあることを見つけたときには、まさしく、わが意を得たりという気持ちでした。

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リフォームをさせていただいたマンションの寝室に、洋室ですが障子を提案させていただきました。
人間の生命活動から排出する水分は思った以上に多いのです。広くない寝室であれば、その影響はより大きくなります。
熱伝導率を考えると、障子に比べると厚いカーテンが熱を耐えにくいのですが、『動かない空気』を作ることを考え、障子を提案しました。
この冬は、いかがでしょうか?

「寒い事務所での実験」役に立つものです。
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2010/11/25

何気なく話した言葉が方言

ASJ青森スタジオのイベントにおいでくださった皆様どうもありがとうございました。

こちら(埼玉)では、方言がないと言われている♀ですが、青森へ行くとすぐバイリンガルになります。青森で暮らした年月より埼玉で暮らした年月が長くなりましたが、青森で普通に(方言で)話せると、素になったようでほっとします。

今日は現場に顔を出したのですが、何気なく話した言葉が方言で、職人さんがあれっという顔でした。

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先が明るいと、何があるのかわくわくします。
青森県立美術館で。


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2010/11/18

青森県立美術館で11月20日(土)~23日(火)です

ASJ青森スタジオの『第12回未来をのぞく住宅展』に設計者の一人(♂、♀の二人ですが。)として参加させていただくことになりました。
これまでの私たちの仕事を、ご覧いただけます。

青森県立美術館で11月20日(土)~23日(火)です。
初日は、11:00~17:00ですが、他の日は10:00~17:00です。

当日は、多くの設計者の方がいらっしゃいます。
敷居が高いと言われることが多い建築設計事務所ですが、いろいろな方に会って話を聞くと、きっと身近になることでしょう。
営業の訪問、電話は一切しないという方針と聞きました。
ふらりと立ち寄ってください。

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青森には縁があるような気がしています。『青い森アリーナ』は、池原先生のもとで♂がコンペ案を作成し、選ばれて建設されました。また、青森山田中学校も池原先生の設計であり、♀は基本設計の段階で図面を描かせていただきました。
時間があれば、ゆっくり回りたいのですが戻っての仕事もあり、それは次回にしたいと思います。

長丁場の青森行き、準備(これまで何かある度につくりたいと思っていた事務所のパンフレットをやっと作ることができました。)としなければならない仕事でブログの更新が滞っていました。
明日も、最後の『あがき』です。
次回のブログの更新は25日目標です。

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2010/11/15

妻と一緒に眠る男性は頭が悪くなる!?

少し前にパソコンに向かっていた♂が「そうだったのか!!」と妙に納得した様子です。
聞くと「妻といっしょに眠る男性は頭が悪くなる!?」とのこと。ダイヤモンド社のインターネットサイトの記事です。

「おっ!」と言ってしまいそうな見出しですが、一緒に眠ることで十分な睡眠がとれず『頭が悪くなる』という理由のようです。
一番面白かったことは、記事を読んだ♂が、自分のことを頭が悪くなったと感じているらしいことかな?

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充実した睡眠のとり方は、人生のその時々で違ってくるのが当たり前です。
いずれにしても、十分な睡眠をとることは大切なことです。
建築では、充実した睡眠をとるためのお手伝いをすることができると思っています。
つれづれに  | Comments(0) | Trackback(0)
2010/11/12

何を残し 何を無くすか 

「もう少し予算があれば内装を珪藻土にしたい。」とお考えのクライアントさんのために、どこかコストを落とせる場所は無いかと図面を見直し提案します。後で珪藻土を塗れるようにしておく(下地のまま)という方法もありますが、家具が入り生活が始まると、なかなか難しいのが現状です。

そのような時、先ずは建具(扉)です。本当に必要なのか?もう少しコストをかけない造り方は無いか?取り付けられるように枠だけつくり、どうしても必要になったら建具を入れてはどうか?など。

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今年のリンゴのできはどうでしょうか?(これは去年のリンゴ)
青森県の名久井農業高校で白くて甘いリンゴを作ったようです。赤くならないよう袋をかけ、甘くなるよう葉っぱを残したとありました。
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2010/11/10

ビニールクロスに珪藻土

最近、ビニールクロスを貼った壁に珪藻土を塗りたいという相談が増えてきました。
少し前までは、ビニールクロスを剥がし、下地の処理をした上で珪藻土で仕上げていました。最近では、ビニールクロスの上に塗る方法が主流のようです。(メーカーの仕様書もそうなっているようです。)

しかし、年月を経たビニールクロスの場合、室内側にはカビが見えないけれど、ビニールクロスの裏はカビだらけということもあります。そのようなおそれがある場合、ビニールクロスを剥がして仕事をしたいという職人さんが少なからずいらっしゃいます。リフォームの場合、メーカーの仕様書だけでなく、私たち以上に多くの現場を見ている職人さんの話を聞いて判断するようにしています。

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道端に『線香花火』を見つけました。何という草でしょうか?
花が咲いている時は気がつきませんでした。


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2010/11/08

木造の楽しさを感じるようになりました

少し前になりますが、構造家の山辺先生の木構造についてのセミナーに参加する機会を得ました。
これまでも数回お話を伺う機会がありましたが、今回は4回というまとまった時間で大変勉強になりました。
一回4時間、まわりの方に休憩時間ですと言われなければ、ずっと続きそうなくらいの精力的な講座でした。
「構造がわかる設計者に」という、気持ちが伝わってきます。
中でも、基準法でもあまり取り上げられておらず、これまであまり意識しなかった水平剛性の大切さについてお話を伺ったことは、受講して良かったと思ったことの一つです。

私たちにとっては、タームリーな講座でした。学んだものは多く、一回打ち合わせの時間を変更していただきましたが、学んだことを生かしクライアントさんにとっても有意義と言えるのではと思っています。

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江戸博に展示されていた、江戸城(?)の断面の模型です。室内と同じ位の懐を持つ屋根裏に、軒先が深い日本建築の、工夫された納まりが見えます。

これまで、鉄筋コンクリート造、鉄骨造にかかわることが多かったので、機会を見つけて木造について学んでいます。木造の奥の深さを感じるとともに、木造の楽しさを感じるようになりました。


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2010/11/04

入間航空祭は今年も大勢の人出だったようです

11月3日の入間航空祭は今年も大勢の人出だったようです。クライアントさんもいらっしゃると話されていました。事務所の駐車スペースを使ってもらえば良かったと、終わってから気がつきました。会場から歩いてすぐの距離にあるのです。先の話になりますが、来年いらっしゃるときは声をかけてください。開けておきますからね。

見晴らしの良い場所がある店舗の駐車場は、いつに無くたくさんの車で混雑していました。店内の「航空際の終わりには車が混雑します。」という案内を聞いて、あわてて買い物を済ませました。

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村野先生が設計された長野県にある八ヶ岳美術館の天井には布が張られています。(許可を得て撮影させていただきました。)
『建築家の作品』という言い方はどうもなじめないのですが、村野先生が設計したものは『作品』と言ってもいいような気がしています。
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2010/11/02

一期一会を実感しました

寒風の中、うっとりするようなバラの花が咲いていました。
帰宅途中に見かけたのですが、そこだけ光が射しているように見えました。

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とりあえずコンパクトデジカメで撮影。
明日になったら、デジタルの一眼レフ(画素数は少ないけれど、こちらがきれいに撮れるような気がしています。)で撮影しようと思っていたのですが、雨が続き、撮影できませんでした。

一期一会を実感しました。
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2010/11/01

独特の風格が出るような気がしています

台風が過ぎ去ったのですが、昨晩は雷がすごかったようです。
今朝は一転、最近に無く暖かく感じる朝でした。

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写真は、石川県の野々市町にある『喜多家住宅』です。

『火事と喧嘩は江戸の華』と言われたこともあるように、木造の密集した地域では火災が多く発生していました。
また、来日し軽井沢(現 聖パウロカトリック教会)を設計したレーモンドは、第二次世界大戦のにおいて、アメリカ軍に日本の住宅は木と紙でできているので燃えやすいと進言したとも言われています。

そのような経緯からか、住宅の密集地に木の外壁を持つ建物が新築されることが少なくなり、明るい色の新建材の外壁の家を多く見かけるようになりました。新建材の外壁は、年月を経て味わいのある風情になるとは言いがたいような気がします。
木も汚れ風化しますが、独特の風格が出るような気がしています。
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