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2013/07/26

温度計を見ながら

夕方、昼の暑さが残っている時間帯に、団地の夏祭りの用事で、各住戸を訪ねたところ、一軒だけとても熱気がこもっているお宅がありました。間も無く90歳を迎えるご夫婦の方の住まいです。

窓を開けると風が通りしのぎやすくなるような状況です。
訪ねたお宅は、とても丁寧に暮らされているので、『夜には戸締りをして・・・』を実行しているのはと思われました。エアコンを使っている様子でもなく、『熱中症』という言葉が浮かびました。親しい方だったので、もう少し涼しくされた方が良いかもしれませんよと話し戻りましたが、心配でした。

高齢になると暑さを感じにくくなると聞きますが、そうかもしれません。
温度計を見ながら、環境を整える習慣があるといいですね。

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写真は、水の風景。水面に光が当たり、思いがけない写真が撮れました。
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2013/07/25

桔梗

クライアントさんの庭に咲いた桔梗をいただきました。
咲きはじめの貴重な桔梗。心づかいがとても嬉しい。感謝、感謝です。

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お盆のころ咲く桔梗はいつも仏前に供えられていました。
その清楚でけがれのない姿は、好きな花です。
桔梗が咲く前の膨らんだ花を、親指と人差し指ではさんで遊んだこと、今思うと花にかわいそうなことをしました。

桔梗は、子どもの頃の記憶、ふるさとに直結する花です。久々に、母を想いました。
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2013/07/10

軽井沢千住博美術館を見た余韻

軽井沢千住博美術館を見た余韻が残っており、大変気持ちの良い状況で仕事をしています。

そっけないくらいさりげない入口の扉を開けると、光が満ち溢れ、床がなだらかに下っています。この、下っているというのもいいのです。奥へ無理なく導かれます。館内の写真を撮れないのが、とても残念です。

これを初めて感じたのが、小諸にある村野藤吾先生が設計された小山敬三美術館です。

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写真は、小山敬三美術館です。村野先生の玄関は大げさではありません。ここも例外ではありません。
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2013/07/09

近所の紫陽花はまだまだ美しいけれど

紫陽花が似合う季節ではなくなったようです。
むっと暑い!もっと暑いところも、あるのだからとがまんをしていたけれど、エアコンに頼っています。

ところがつけると寒く、消すと頭がボーっとします。
熱を蓄えたコンクリートからのふく射の影響ですね。コンクリートが、ちょうど良い温度に保たれていたら気持ちがいいのに。

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近所の紫陽花はまだまだ美しい。

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2013/07/09

軽井沢千住博美術館

軽井沢千住博美術館。西沢立衛氏が設計された美術館です。
みなさんに、ぜひお出かけ下さいと言いたくなるような美術館です。

美術館には外光が入ってはいけない・・・美術館を設計する場合、条件として真っ先に挙げられる項目でした。

それを取り外してみると・・・何と魅力的な美術館!
千住博氏の要望と聞きましたが、光があふれる空間に、千住博氏の作品「ウォーターフォール」が、この空間以外に考えられないくらい魅力的に見えます。

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カラーリーフによる庭園も、美しい美術館です。

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2013/07/05

素材の魅力

金刀比羅宮の写真を整理していたら、霧が深い時に訪ねた事を思い出しました。

四国、鈴木了二先生が設計された高松の金刀比羅宮は、分厚い鉄板が使われており、その表情を見るだけで不思議と厚さを感じさせられます。モノの表面を見るだけで感じられる厚さ、なぜなんでしょうね。

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裏門も好きです。それ以上錆びが内部に進まない赤錆状の被膜を持つコルテン鋼を素材に使った、シャープだけれど重さを感じるゲートです。

霧の中で端正に存在感を伝えています。
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