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2008/10/14

空間の質 遠山記念館 3

『建築士の仕事』ってなあに?とおっしゃる方が少なく無いことを感じています。
「壁紙を貼ったり、ペンキを塗ったりするんですか?」「いいえ。私たちの事務所ではできません。工具を扱い、板を切ったりもしません。」
趣味の範囲で作ることはありますが、職人ではないため、『仕事』として責任の持てる物をお渡しできないからです。

少し前のTVで、「・・・の匠」(設計者)が、依頼者の思い出の品を、のこで切ったりしながら作っている番組が放映されていました。番組としては面白かったのかも知れませんが、『建築士の仕事』を知らない人が、誤った知識を持ってしまうのではと危惧したものです。

遠山記念館 034

今井先生が設計された、遠山記念館の美術館の天井の一部です。
左官職人によるレリーフに、絵が描かれています。今井先生のスケッチを元に、上を見上げ(これが結構つらい姿勢の作業なのです。)天井に絵を描いている様子が目に浮かびます。

このような、『空間の質』を上げるための作業を設計事務所の所員が作業する事はありますし、このような仕事をしたいと思います。
遠山記念館の美術館に行かれたら、天井を見上げてください。優しさに包まれるような気持ちになれるかと思います。

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