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2009/01/24

手仕事の線

築後35年を過ぎた団地のリノベーションです。古さを生かし、角の取れた小石に触るような優しい空間にしたいと思い設計しました。

その一つが『廻り縁』を無くした事です。
廻り縁とは、壁と天井がぶつかったところにあり、ぐるりと部屋を囲んでいる長い部材です。廻り縁を付ける事は、壁と天井の仕上げを納める最も一般的な方法です。また、あることで空間が引き締まります。

ここでは、敢えて無くすことで、壁と天井の境界の線が、直線ではなく、手仕事の優しい線になりました。空間に『ゆるさ』を与えることができたような気がしています。

K6-508 63

壁には、ほとんど気にならないくらいのピンク色が入っています。夕日が差し込んだ時、薄っすらとピンクが入っていることがわかります。


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