2009/05/13
建築のデザインは絵ではない
『建築のデザインは絵ではない。』
かつて、手すりのデザインをするように言われ、描きあげ、緊張しながら図面を広げた途端です。
かたちを考える時など、今でも、この言葉が過ります。

富岡市宮崎公園にある『旧茂木邸』の『雀踊り』です。
『旧茂木邸』は、1527年の建築で、現在残されている民家の中では我が国で最古の建物と見られると、パンフレットにあります。国の重要文化財に指定されており、移築し、復元修理されています。
この住宅の、美しい、端正な『雀おどり』を見たことが、『建築のデザインは絵ではない。』という言葉を、あらためて考える機会になりました。
『雀おどり』、地方によっては『鳥威し(とりおどし)』とも言います。棟の端部に付けられる意匠です。破風(はふ)が交差したものが原型ですが、木の繊維に垂直な切り口は、繊維に平行な面に比べ、水に弱く傷みやすく、そこを『守るため』に、いろいろな方法が考えられました。それがデザインになっています。
かつて、手すりのデザインをするように言われ、描きあげ、緊張しながら図面を広げた途端です。
かたちを考える時など、今でも、この言葉が過ります。

富岡市宮崎公園にある『旧茂木邸』の『雀踊り』です。
『旧茂木邸』は、1527年の建築で、現在残されている民家の中では我が国で最古の建物と見られると、パンフレットにあります。国の重要文化財に指定されており、移築し、復元修理されています。
この住宅の、美しい、端正な『雀おどり』を見たことが、『建築のデザインは絵ではない。』という言葉を、あらためて考える機会になりました。
『雀おどり』、地方によっては『鳥威し(とりおどし)』とも言います。棟の端部に付けられる意匠です。破風(はふ)が交差したものが原型ですが、木の繊維に垂直な切り口は、繊維に平行な面に比べ、水に弱く傷みやすく、そこを『守るため』に、いろいろな方法が考えられました。それがデザインになっています。
Comment