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2009/09/09

いまだ誰もみたことがないもの

重森三玲をご存知でしょうか?昭和の作庭家です。
最近読んだ本に、『美』を超えるものとして、『いまだ誰もみたことがないもの』が上げられていました。
京都東福寺の龍吟庵の重森三玲の庭に、それを感じました。

表門を入り、まず方丈(僧侶の住居)の正面(建物の南側)、白砂に箒の跡が端正な、唯一つの石も草も無い庭が目に入ります。そして、白い土壁が切れた奥に、稲妻のような模様のある竹垣。進むと、建物と竹垣の間に僅かに見える、建物の西側の白砂の中の黒い雲が、西側の庭のざわめきを感じさせます。

0909大阪 京都 072

西側は『龍の庭』です。立てた青石、黒い雲、昇天する龍を表しているそうです。(この写真は、少し優しすぎますね。)
東福寺は、禅宗(臨済宗)の大本山です。禅宗の寺院には、名園といわれるものが多くあるのですが、龍吟庵の庭は、驚くほど斬新です。昭和39年の作です。この庭を『良し』とした、東福寺の懐の深さにも感嘆します。

    もう少し





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