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2009/10/01

名もない大工の美意識

良い顔をした仏像を間近で見ることができると伺い、浜松の臨済宗大本山方広寺へ向いました。本堂は工事中でした。

仏像も印象的でしたが、本堂へ上がるさりげない階段ですが、自然に生えている木そのままの形の手摺とガラス戸の影に、名もない大工の美意識を感じました。

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以前ご紹介した松浦昭次氏の別の本『宮大工と歩く千年の古寺』に、まったくの想像と前置きして『中世の規矩術(きくじゅつ)は、私たちが知っているような規矩術とはどこか根本的なところで違っているからではないでしょうか。中世は「まず寸法ありき」ではなく、「まず美しさありき」だったのではないか』という一文が、心に残っています。

   中世:ここでは、鎌倉・室町時代のこと
   規矩術:規(コンパスの役目をするもの)、矩(直角に曲がった物差し)を使う技

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