FC2ブログ
2009/11/25

えっ!?「長期優良」が倒壊・・・日経ホームビルダーより

10月の終わりに、TVのニュースで、実験のためにつくられた木造3階建ての2棟の建物が壊れてゆくのが映っていました。何?と思った時には、もう次のニュースが流れていて、何の実験なのか気になっていました。ご覧になった方もおられることでしょう。
日経のケンプラッツでも『長期優良木造3階建てが「想定通り」倒壊』(←クリックしてください。映像があります。)というタイトルで取り上げられていましたが、日経ホームビルダーと言う建築の雑誌が今のところ一番わかりやすく書いていました。

木造3階建ての住宅に地震波を加えた実験です。
   試験体1 奥の崩壊した建物。長期優良住宅の性能の条件を満たしたもの。
   試験体2 手前の建物。同じ耐力の壁を持つが、柱と梁・土台との接合が劣ったもの。
     (ケンプラッツの映像を指しています。)
実験前の予測では、試験体2が倒壊すると考えられていたようです。実際は、早い時間に接合部が劣った試験体2が、土台から浮き上がりました。そして、最終的に倒壊したのは、試験体1です。

試験体1は、接合部が柱の変形強度より強かったため、先に柱が折れて崩壊、試験体2は先に土台との接合が破壊したため、柱の破壊が免れ、1階が崩壊せずに残っているようです。
諸条件(加える力の大きさなど)に、なぜそのような数値を使ったのかは不明ですが、本当の意味で長期優良住宅にするためには、もう少し実験・研究が必要といえるでしょう。

nuki 029

写真は、柱と貫(ぬき)で、楔(くさび)で固定する、日本の伝統的な収まりの一つです。日本の伝統的な木造の考え方は、石の上に柱を置き(地方によっては土台を置き)、柱に貫(ぬき)を通す柔構造でした。
しかし、最近の、木造建築の考え方は、変形が無いよう金物・ボード・筋交いで固めると言う構法が主流です。伝統的構法が、安全のための『計算』にのりにくい言う理由もあり、現在のような固める考え方になったようです。
現在は、建築基準法上造りにくくなっている伝統的構法による建物の構造についての実験・研究がなされている状況です。

    もう少し







つれづれに  | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示