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2010/09/08

「もの」の魅力。思い入れと眼力。

白洲正子さんの生誕100年とのことです。近所の図書館に白洲正子さんの著書をコーナーがつくられていました。
それが、頭に残っていたのでしょうか、少し前の冊子に、美術史家の岡部昌幸教授が「旧白川邸 武相荘で、人生の豊かさと生活の中にある美を見直す」という一文を書いておられるのが目につきました。
白洲正子さんは、骨董を愛した人です。武相荘(ぶあいそう。白洲正子と次郎の住まいでした。)の客人は、着物を着た夫妻によって、囲炉裏を囲んでの創意のある食事と自慢の骨董でもてなされたようです。

その中で、教授は『骨董の価値は、「もの」自体の魅力がすべて。いつの時代のなんという画家や工芸かが作ったか、様式がどうか、なんという賞を取ったか、他の作品と比較してどうかといった歴史的な評価ではなく、その「もの」自体に魅力があるかどうか。それが骨董の真髄。思い入れと眼力がすべてなのだ。』と書いておられます。

私たちも『骨董』と言えるような建物を設計したいと思っています。高価なものである必要はありません。『「もの」の魅力。思い入れと眼力。』です。

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何年か前に訪ねた町田市のある『武相荘』で。ススキが生けられているのを見ると秋だったのですね。佇まいの美しさに惹かれます。
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