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2008/09/13

森を歩いて

埼玉県農林部木材利用推進室主催の「木づかいコーディネーター講座」。初日、『?』と思った講座ではありましたが、日程が進むにつれ、無料でこれだけの内容の講座を企画していただいた木材推進室に感謝しています。現地研修では、森林を歩き『西川材』を産出する森林の現状を見せていただきました。

飯能市内が、数日振りに30度をこえていたようなのですが、森林の中では、ひんやりと涼しく気持ち良く歩くことができました。この研修で、木について、木材について特に詳しくなったわけではありませんが、森林の大切さを学んだような気がします。

西川材

『西川材』という名称は、江戸時代に用材を筏で名栗川、高麗川から荒川を経て江戸に流送していることから「江戸の西の川より来る材」と言われたことに由来しているようです。気候、土壌ともに、杉、桧に適しており、尾根には桧、谷あいには杉が植林され、用材にするためには、40年から50年かかり、その間、間伐、枝おろし等の作業が必要になります。

西川林業の特徴の一つとして『立て木』があります。
『立て木』とは、植林された山のところどころに切らずに残されている、周辺の木々に比べ太い木(大径材)です。伐採の時に優良材を残し、長期にわたり保存し、大径材が必要とされた時や不時の出費に備えたようです。広大な山林を所有する林業者がいない、西川の昔からの知恵には感嘆します。
しかし、安い木材が輸入され、また、表に柱梁が見えてこない大壁の建物が増えたことによる木材の需要の減少等のため、木材の価格が20年前の1/10位にまでなっており、林業にとっては大変厳しい状況です。

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