FC2ブログ
2008/09/17

思い描ける 寸法

最近の木材の取引の単位は、『㎥』です。『1㎥』と聞いて真っ先に頭に浮かぶのは、1m×1m×1mの立方体で、建物を立てた場合をイメージすることが難しいような気がします。

以前、木造住宅の新築の見積もりで、必要な木材の数量を『石(こく)』と言う単位で出してきた大工さんがいました。その時の『石』と言う単位は、私たちにとって初めてでした。
『石』と言う単位は、1尺(おおよそ30cm)×1尺×10尺(おおよそ 3m)です。『1石』であれば、住宅の場合、階高(たとえば、1階の床面から2階の床面までの高さ)が約3mなので、1石から柱が4本くらい取れそうだと具体的に推測することができます。

現在、図面を描く場合メートル法で寸法を記入しますが、今でも大工さんとの打合せでは、尺貫法の『間』『尺』『寸』という単位の場合があります。私たちにとって体に染み付いた寸法の体系ではないため、慣れないと頭の中で換算しながら考えながら話すことになり、少し苦労することもあります

しかし、これらの伝統的な寸法の単位は、具体的に『おおよその大きさ、寸法』をイメージするのには大変優れた単位だったのではないでしょうか。

原木市場

昭和30年代以降、山で切り出された原木は各地の原木市場でせりにかかります。これは、木づくりコーディネーターの講座で見学させていただいた、埼玉県吾野の原木市場での写真です。
まっすぐな材は使いやすいのですが、ねじれた木も使う場所によってはまっすぐな材以上に良い働きをするようです。

どこにどのような材を使うのかが大切になります。工場で材を加工する時代ですが、木を見分ける『棟梁の目』、造る『大工の技術』がこれからも伝えられる事を願っています。

つれづれに  | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示