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2008/09/17

『認定』への疑問

木づかいコーディネーターの講座が終了しました。
受講し大変勉強になりましたが、最もよかった点は『これで終わることなく、もっと勉強したい。』と思えたことのような気がします。機会を作って、さまざまなことを学びたいと思っています。

製材

木材加工場です。プレカット等の加工のほかに、木材の難燃、不燃の加工方法も研究しているようです。説明してくださった方は、木材の不燃加工については、国内の需要としては全体で20億くらいではないかと推測しているようで、要望が少ないと話しておられました。

本当にそうなのでしょうか。費用のためにあきらめた、表には出ていない需要があるような気がしました。
私たちの事務所でも不燃の木を使いたいと思うことがしばしばあります。
以前、市として伝統的な町並みを再生したいと考えている道に面した『延焼のおそれのある部分』にかかる扉を、木製格子戸にしたいと思い、不燃の木について調べたことがあります。扉の場合、扉を作る木材の認定では確認申請は通らず、『格子戸』と言うかたちの個別で不燃の認定をとる必要がある事を知りました。(格子の本数が1本違うだけでも、別に認定を取ることになるようです。)

認定を取るための費用は想像以上に大きく(説明してくださった方も、扉は認定を取るだけで400万円くらいの費用がかかると話しておられました。)、一般の住宅でできるような金額ではありませんでした。せめて、扉を作る材料(杉とか桧など)に条件をつけて認定を得られるようにしてもらえるありがたいと思ったものです。

不燃の認定を取るための実験は、難しくは無いようです。不燃加工した10cm×10cmの板が、『一定の温度、一定の時間』燃えないでいることを確認するだけと言うことと聞きました。
認定のための費用、方法に大きな疑問を持つとともに、『10cm×10cmの板を、薬液を注入し不燃の条件を満たすことは現在の技術でもできる。しかし、建築の場合、3mとか4mという形で使われている。そうなると、均等に薬液を注入することは大変難しい。そのような理由で、まだ不燃の認定は受けていない。』と話された加工担当の方に誠実さを感じた現地講習でした。
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